体臭の悩みは男性の方が多いと思いがちですが、実は女性の方が臭ってしまうというときがあります。
女性の場合、筋肉量が少ないため発汗しにくく老廃物を排出しにくいことで、汗が出ると臭ってしまう、皮下脂肪が多い、スイーツなどの嗜好品を摂取しすぎるために脂質が多くなりがち、などの原因によって匂いが発生してしまいます。
そんな女性は体臭対策をきちんと行うことによって、体臭をよい匂いにすることができます。
体臭ケアをしてよい匂いにするにはボディーソープを見直そう!
体臭を改善するケアとして、まず最も手軽なのがボディーソープを見直すことです。
ボディーソープは体を洗うための洗浄剤として主流になっていますが、強い洗浄力があるという特徴があります。
多くの場合弱酸性ですが、洗浄力が落ちないように調整されているため少量でも洗浄力が衰えていないように作られています。
そのため汚れだけではなく肌に必要な皮脂までも洗い落としてしまい、肌環境を悪くしてしまいます。
必要な皮脂が落ちてしまうと、それを体が補おうとして皮脂を過剰分泌してしまいます。
皮脂はニオイの元になってしまいますが、肌を守るためのバリア機能でもあります。そのため適量の皮脂は必要となってくるのです。
その皮脂を落としすぎてしまうボディーソープは避けるようにして、石鹸を使うことがオススメとなります。
石鹸は弱アルカリ性ですが、弱酸性の皮脂や汚れに触れることで中和されて洗浄力を失います。そのため洗浄力が強くなくなることで、皮脂を落としすぎないのです。
また、ボディーソープは合成界面活性剤などの強い成分が入っている製品も多く、肌トラブルを起こしてしまうこともあります。
肌が健やかでなければ、よい匂いの体臭を作ることはできないとされています。
肌トラブルがあると、洗った時はさっぱりしたとしてもすぐにニオイを放つようになってしまいます。
それを避けるためには、肌環境の整う洗浄剤を選ぶことが大切です。
内側の体臭ケアは食べ物と運動を中心に。
外側のケアと同時に行うのが内側のケアです。
まず、軽い運動を行うようにしていきます。
運動不足になると汗の中に乳酸が増えてしまい、汗臭くなってしまうことがあります。
軽い負担の有酸素運動を行うことで汗をかくことによって、老廃物を排出して臭いの軽減につながります。
ただし、激しい運動は乳酸を増やして、汗腺からアンモニアを分泌させてしまうため注意が必要です。
食生活にも見直していきます。
脂質が多かったり、動物性タンパク質の多い食事を続けているとアポクリン腺が刺激されてしまい、汗の分泌が促されます。
予防するためには、食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖などを積極的に取り腸内環境を整えることなどが臭いの抑制につながります。
また、洗濯はこまめにして、生乾きの衣類などを着ないことなども大切です。
体臭をごまかすために香水を使うという人もいますが、香水は嫌な臭いを軽減してから使わなければ悪臭となってしまいます。
ボディーソープや生活習慣などを改善して、嫌な臭いを減らしてから使うことがよい匂いにつながります。