思春期にはたくさんのニキビが顔にできる人がいますが、ニキビができるのは顔だけではありません。時としてお尻にニキビやできものができることもあります。気がつくとお尻のあたりに違和感を感じ、いすに座ると痛みを感じるようになります。
お尻にできものが出来た場合、デスクワークの場合や電車でいすに座るならば、痛みを感じながら座り続けるしかありません。ちょうどお尻の部分を保護するような座布団やクッションなどもありますが、それらを利用すれば治るわけではなく、そもそも刺激を回避し一時的な痛みを感じないようにする方法でしかありません。
お尻にニキビ・できものができる原因
お尻のニキビやできものの原因は、過剰な皮脂分泌によるものです。皮脂分泌により毛穴がつまってしまい、そこにアクネ菌が繁殖すると腫れてしまいます。アクネ菌は、顔にだけ発生するわけではなく、お尻に発生することもあります。お尻は、顔ほどではないにしても、皮脂分泌の多い場所になります。
いすに座る時にちょうどお尻がいすにくっつく形になりますが、それゆえ皮膚が頑丈になっています。皮膚が厚くなっていると、アクネ菌がたまりやすくなるわけです。しかも、顔よりもムレやすく、清潔に保つことが困難な場所でもあります。それと同時に、皮膚が厚いと、薬を塗っても患部まで届きにくくなります。そのためすぐに治るとは限らないため注意が必要です。
ニキビとは似ているものに粉瘤(ふんりゅう)と呼ばれるものがお尻にできやすいです。これはいわゆる赤いできものの一種で、良性の腫瘍になります。腫瘍と言う名前を聞くと怖がる人がいるかもしれませんが、良性ですのでそれほど問題がありません。
ニキビとは違い、数日して治らないこともあります。1週間以上経過してもなおお尻の赤みや腫れ、痛みが引かないようであれば、一度病院に行った方がよいでしょう。専門家による治療した方が解決が早くなります。今のところ、この原因は明確にはわかっていません。
ニキビと粉瘤(ふんりゅう)の違い
ニキビか粉瘤(ふんりゅう)かの違いは、毎回同じ場所にできるかどうかで見分けることもできます。ニキビの場合は毎回同じ場所にできるわけではありません。アクネ菌が発生したところにできやすいだけですので、偶然同じところにできることはあっても、毎回同じとは限りません。一方で、粉瘤の場合は毎回同じところにできるのがポイントです。一時的に治っても再びできやすいですので、専門家に任せる必要があります。
お尻のニキビ・できものキレイな治し方は?改善方法は?
お尻は体の中でもデリケートな部分の一つです。おできやニキビの治し方や予防・対策はいくつかありますが、常に清潔にしていることが重要です。これは顔と同じで毎回おふろに入り丁寧に洗っておきましょう。特に夏場は蒸れやすくなるため、汗をかいてしまいます。これをそのままにしておくと、やがておできやニキビが発生する可能性が高くなります。
また、一度できたおできやニキビはつぶさないことが重要です。つぶしてしまうと、そこから菌が入り込んでしまう可能性があり、より悪化してしまうからです。
改善方法としては、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
スナックばかり食べていたりカップラーメン中心の食事をしていると、栄養が偏ってしまい、ニキビなどができやすくなる可能性があります。バランスよく食事をすることが重要です。
またできるだけ油っぽいものを食べないことも大事です。お菓子関係は見た目よりもたくさんの油が使われていますので、できるだけ控えるようにしましょう。栄養バランスを考えて食事をすると、代謝が良くなりアクネ菌も蓄積されにくくなります。結果的に健康な肌の状態を維持することができるようになります。
たばこを吸っている人やお酒を飲んでいる人は、控える必要があるでしょう。