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女性がかかってしまう睡眠障害の原因は?
身体と心が疲れていてゆっくりと眠りたいのにベッドや布団に横になってしばらくしても起きたままで居る様子を睡眠障害と呼び、基本的には性別に左右されずに陥る不眠ですが見舞われやすいのは男性よりも女性です。
その原因は女性ホルモンと睡眠が密接な関係である様子が関係しているためで、圧倒的にホルモン量が多い女性の方が影響を強く受けやすいです。
そのため不眠と言えば年齢を重ねて中年に差し掛かったり更年期を迎えた方の特有の症状だと感じられやすいのですが、子供を産むために必要な特有の分泌が開始される思春期から睡眠障害を訴える方は少なくないです。
つまり早い方であれば小学生の高学年や中学生の頃から起こってしまい、不眠であるが故に学校で授業を受けている時に耐えられない眠気に襲われて居眠りをしてしまったり、通学中など注意力が散漫になり自動車と衝突するという危険も高まります。
教師やその他の生徒などはそうした睡眠障害を知る由もないですし、当人も家族を含めて誰にも相談できないので心理的負担だけが積み重なっていき、それらがストレスになり尚更症状が重くなるといった悪循環が引き起こされます。
ストレスやプレッシャーが原因で睡眠障害になる人が多い
歳を重ねていくと次第に付き合い方がわかってくるので、高校生にもなれば自分なりの対処方法が見つけられて不眠を解消させられるのですが、もう一度十分に気をつけなければならないタイミングがあります。
それは学生から社会人に変わった頃合いでありそれまでに受けた事が無い責任感やプレッシャー、自立した生活によってストレスを抱え込み睡眠障害が生じます。
もちろん男性も社会に出ることには変わりないですが、圧倒的にホルモンの絶対量が少ない上に女性は支配されていると言っても過言ではないほどの割合を占めている上に、ストレスに弱い性質があるので身体の内部が重たく感じられて動けなくなってしまうほどです。
不眠が続くとうつになる可能性が高いので、睡眠障害の症状が出たと思ったら病院へ
不眠は続いてしまうと気だるさを覚えるだけではなく、最終的にはメンタル面にダメージを与えていき食事が喉を通らなくなったり全く動けなくなってしまう、「うつ状態」に陥ります。
現代病とも言えるうつですが治療方法は見つかっておらず、薬剤で一時的に気持ちを楽にしたり睡眠導入剤で眠気を誘うしかないですし、一度手にしてしまうと癖になり手放せなくなってしまいます。
そのため、うつ症状になってから病院を受診すれば良いという軽い考えを持つのはやめて、睡眠障害が疑われる様子なら早い段階で相談しに行ってください。
睡眠障害の治療には医療機関に頼るのがベスト
ストレス社会と言われる今日では患者数が多いため、医療機関のサポートも今は徹底していて、睡眠障害の原因をチェック項目などの判断材料を元にして、一人ずつ違う治療方法を提案してくれます。
また薬局などで手軽に眠りを誘うドリンクなどが購入できますが、その手の製品には手を出さず入浴時間を工夫したり体温の上昇と降下を上手に利用して睡眠に入れるようにしましょう。
加えて寝具を変更したり心が落ち着ける香りや音を流しながら、早い時間から少しずつ環境を整えていくのも大切です。