多くのホワイトニングを目的とした歯磨き粉には、研磨剤が使用されているでしょう。
しかし中には研磨剤ではなく清掃剤と呼ばれるものが表記されているものもあります。
そして近年ホワイトニングで話題にもなっているのが高清掃シリカです。
研磨剤が入っている歯磨き粉は危険!虫歯や知覚過敏の原因にも。
研磨剤が入っている歯磨き粉を使った場合には、歯の表面の汚れや着色汚れを削り落していくことになるため、歯が白く見えるようになります。
しかしこの歯の表面を削り落す事は実は非常に危険なのです。
歯の表面を必要以上に削ってしまうことにより、歯の表面にあるエナメル質が再生されるスピードが追い付かなくなり、エナメル質を失います。
これにより象牙質がむき出しになり、知覚過敏の原因や虫歯菌の繁殖しやすい環境を作ることにもなります。
さらに歯の表面にあるエナメル質を傷つけることによって、傷のすき間に汚れが付着して、黄ばみがとれにくくなります。
こうして歯はより黄ばんだ状態になってしまいます。
市販のホワイトニングには研磨剤が入っているものがほとんど
特に市販のホワイトニング用の歯磨き粉には必ず入っている成分であるため、ドラッグストアなどで安易に購入するのは気をつけなければなりません。
研磨剤が入っている歯磨き粉を数カ月から1年間使用した場合には、本来のエナメル質の厚さは2ミリから2.5ミリありますが、平均で0.5ミリから1ミリほど薄くなるといわれています。
さらには毎日細かい傷がつくので、汚れや着色画僧になって頑固な汚れになり残ってしまうことでしょう。
健康な歯を守るために行っている歯磨きが、実ははをぼろぼろにしてしまうことにもなります。
## 清掃剤は研磨剤と違って汚れを浮かして落とす効果がある
歯を削って汚れを落とす成分が研磨剤であるのに対して、研磨性がなく汚れを浮かせて落とすものが清掃剤です。
しかしこの二つをどうやって見極めるのかは難しいポイントとなるでしょう。
研磨剤や清掃剤として配合されているものは非常に数が多く、どの歯磨き粉にも研磨剤は使用されていることになります。
しかし歯の表面に目には見えない細かい傷ができてしまい、これが知覚過敏を引き起こす原因や、歯茎の減少にもつながるため注意が必要です。
高清掃シリカは歯のエナメル質を削ることなくホワイトニングできる
近年ホワイトニングで注目を集めている高清掃シリカは、エナメル質を削ることなく汚れだけを落とす効果がある新成分です。
特殊な構造の粒子が歯を傷つけるのではなく吸着する効果があり、歯にまとわりついた粒子がジェルの粘性とともに効果を発揮し、効率よく歯の汚れを除去することができます。
高清掃シリカが配合されているホワイトニングの歯磨き粉には、ポリリン酸ナトリウムが配合されていますが、この成分がステインを溶解させることによって相乗効果が生まれて、歯を傷つけることなく細かい汚れを除去する作用が期待できます。
この高清掃シリカが含まれているものとしておすすめなのが、キラッとホワイトです。
ホワイトニング効果だけではなく口臭対策に有効な成分や、口内環境を清潔に整えてくれる乳酸菌などが配合され、口内をキレイに保つことによって虫歯のリスクを減らして健康な歯を維持することにつながるでしょう。